「LINE公式アカウントのAI応答メッセージってどんな機能だったの?」
「AI応答メッセージに代わる機能にはどんなものがある?」
AI応答メッセージは、ユーザーへのメッセージ返信の自動化にたいへん便利な機能でしたが、2023年11月をもってサービスを終了しました。
本記事では、LINE公式アカウントのAI応答メッセージでできたこと、AI応答メッセージに代わる機能やサービスについて解説します。
LINE公式アカウントのAI応答メッセージとは?
AI応答メッセージは、ユーザーからのメッセージ内容をAIが自動で判断し、適切な返信を送ってくれる機能です。事前に「シンプルQ&A」と呼ばれる設問に回答を登録しておくことで、ユーザーの質問に適した答えを自動で送信してくれます。
LINE公式アカウントの自動返信機能には「応答メッセージ」もありますが、AI応答メッセージは応答メッセージのように事前にキーワードを設定しておく必要はありません。
AI応答メッセージを活用することで、24時間365日体制でユーザーからの問い合わせに回答することができました。
サービスの提供を終了
返信の自動化にたいへん役立つAI応答メッセージですが、2023年11月29日をもってサービスの提供が終了となりました。
従来AI応答メッセージを活用していた企業や、これからAI応答メッセージと同様の機能を使用したい運用者の方は、代わりとなる機能を考える必要があります。
LINE公式アカウントのAI応答メッセージでできたこと
サービスの提供が終了となったAI応答メッセージですが、同様の機能を利用したい運用者の方も多いでしょう。
AI応答メッセージに代わる機能を考えるために、ここでは本機能でどのようなことができたか、確認しておきましょう。
業種に合った内容で応答できた
AI応答メッセージでは、「美容飲食」「教育」「宿泊施設」「リテール」「その他」のなかから自社に合った業種カテゴリーを選択することが可能。
選んだカテゴリーによって、自動応答のメッセージ内容も変わり、業種に即した回答が設定できました。
4つのカテゴリーでメッセージを設定できた
AI応答メッセージには下記のような4つのカテゴリーがあり、それぞれに返信内容を設定できました。
- 一般的な質問
- 基本情報
- 業種カテゴリー別
- 予約
カテゴリーと質問タイプの詳細は下記の通りです。
カテゴリー | 質問タイプ |
一般的な質問 | あいさつ使い方お礼応答不可クレームお問い合わせ |
基本情報 | 営業時間予約支払い予算住所最寄り駅Webサイト電話番号Wi-Fiコンセント座席禁煙・喫煙駐車場 |
業種カテゴリー別 | 選択した業種に合わせ質問タイプが変わる |
予約 | 予約キャンセル変更遅れ |
回答の内容は、事前に登録された「テンプレート」のほか、自分で作成できる「カスタム」も設定できました。
LINE公式アカウントのAI応答メッセージの代替策とは?
ここでは、2023年でサービスを終了したAI応答メッセージと同様の使い方ができる、代替機能について解説します。
ユーザーへの返信を自動化したい方は、ぜひ参考にしてください。
応答メッセージを利用する
応答メッセージは、LINE公式アカウントに標準装備されている自動返信機能です。
ユーザーからのすべてのメッセージに一律の内容を送る「一律応答」のほか、特定のキーワードを含むメッセージに、設定済みの回答を返信する「キーワード応答」も利用可能です。
ユーザーから高頻度で投げかけられる質問や、典型的な問い合わせに対しスピーディに回答できるため、自社に合った設定ができないか、検討してみると良いでしょう。
応答メッセージの設定方法や使い方については、下記の記事をご参照ください。
L Message(エルメ)の自動応答を利用する
AI応答メッセージの代替機能としておすすめなのが、LINE公式アカウントの拡張ツールL Message(エルメ)の「自動応答」機能です。
エルメの自動応答では、設定済みのキーワードを含むメッセージを受信した際に、登録しておいたアクションを発動できます。
下記は、自動応答を利用したユーザーへの応答の一例です。
さらにエルメの自動応答では、ユーザーの属性によって応答の有無を設定できる「絞り込み」機能や、複数のキーワードを含む場合のみアクションを発動する「反応条件」設定など、詳細な設定が可能で細やかな返信対応に役立ちます。
下記はエルメの自動応答の設定画面です。細かな設定条件が選択できます。
興味のある運用者の方は、下記のエルメの「自動応答 操作マニュアル」で、その利便性を確認してみてください。
まとめ|AI応答メッセージの代替機能を活用しよう
本記事では、LINE公式アカウントのAI応答メッセージ機能について解説しました。すでにサービスの提供を終了した機能ですが、代替となる機能を利用すれば、同様の自動返信も設定できます。
特にL Message(エルメ)を導入すれば、詳細な自動返信設定はもちろん、段階的にメッセージを送信する「ステップ配信」機能などと組み合わせて、セールスの完全自動化なども図れます。
エルメは初期費用・月額費用0円から利用可能。AI応答メッセージの代替機能をお探しの方はぜひ導入をご検討ください。