ブロック率40%→20%台に改善!
L Messageで実現したLINE広報の最適化
横浜薬科大学
募集広報室長 出雲 信夫 教授
神奈川県横浜市の私立薬科大学。
健康薬学科・漢方薬学科・臨床薬学科・薬科学科の4学科を設置。
URL : https://www.hamayaku.ac.jp/
導入前の課題
●LINEブロック率の高さ
●お友だち属性が把握できない
●イベントのリピーター獲得
エルメで解決
●セグメント配信でブロック率半減
●フォームを活用した情報収集
●ポイント制度により再来促進
一人ひとりに寄り添う情報発信へ━━LINE活用の新たな一歩
Q. 【事業特徴】まずは横浜薬科大学についてお聞かせください
予防医療から創薬研究まで“側隠の心”を育てる薬学教育
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Q. 【課題】L Message導入前にどのようなお悩みがありましたか?
情報伝達の壁に直面。高ブロック率が示すLINE運用の課題

入試広報課では、オープンキャンパスや高校訪問、ガイダンス等の実施に加え、ホームページやDM・チラシなどを通じて、高校生や保護者に大学の魅力や薬学の面白さを “わかりやすく” 伝える広報活動を行なっています。
しかし、従来の紙媒体やWebだけでは情報の伝達に限界があると感じ、近年では、InstagramやLINEなどのSNSにも力を入れています。
特にLINEは、2020年前後から公式アカウントの運用を本格化し、受験生との接点を増やしてきました。
その中で、以下のような課題が浮かび上がり、LINEをさらに効果的に活用するための次の一手を模索していました。
LINE活用における主な課題:
⚫︎ LINE友だち登録後のブロック率が高い
⚫︎ 友だちの属性(学年・居住エリア・関心がある情報)が把握できない
⚫︎ LINEを通じたイベントのリピーター獲得が難しい
これらの課題を解決し、受験生とのコミュニケーションをより深めるための新たな施策が必要だと感じていました。
Q. 【導入経緯】どのような経緯でL Messageを導入されたのでしょう?
LINE運用の悩みを解決!L Messageで新たな一歩を

SNS運用担当者から「L Message」の提案がありました。特に魅力的だったのは、友だち情報の取得とメッセージの絞り込み(セグメント)配信がスムーズに行える点です。
当初は、数千人の友だちに対して同じ内容を一斉配信していたため、中学生に入試出願開始のお知らせを送ったり、受験生に低学年向けのイベント案内を送ってしまうこともありました。その結果、興味のない情報を受け取った友だちからのブロックが増加したと考えられます。
L Messageを活用すれば、友だちの属性ごとにメッセージを送り分けられます。これにより、一人ひとりに本当に必要な情報だけを届けることができ、ブロック率の低下にもつながると期待しました。
セグメント配信やポイント制度を活用し、広報活動を一新!
Q. 【活用方法1】主にどのようにL Messageを活用されていますか?
アンケート回収から友だち情報管理まで、LINEで一括対応
イベント参加者へのアンケートを、紙からLINEへ切り替えました。 L Messageのフォーム作成機能を活用することで、参加者の学年や居住地、参加日時などの情報をデータとして簡単に収集できます。これらの情報は友だち情報管理で、LINEの友だち情報と紐づけしてデータベース化しています。

<L Messageのフォーム作成機能>
⚫︎ イメージカラーや回答形式を自由にカスタマイズできる
⚫︎ 収集した回答情報をCSV出力して管理できる
⚫︎ QRコードを読み込むだけでLINE上で簡単にアンケート実施できる
L Messageのフォーム作成機能が持つ上記の機能性により、イベント運営側も参加者側も負担軽減でき、アンケートの回収率向上やデータ管理の効率化も図れています。
また、アンケート実施と同時にLINE公式アカウントへの友だち登録も促進され、イベント後のフォローアップや今後の情報発信が効果的に行えるようになりました。
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Q. 【活用方法2】収集した友だち情報の活用方法は?
必要な人に、必要な情報を。セグメント配信でブロック率も半減!

イベント参加者から得た友だち情報の中でも、「学年」は、募集広報業務を行う上で最も重要な個人情報です。
L Messageの絞り込み(セグメント)配信を活用することで、下記のように、それぞれの学年のニーズに合った密度の高い情報を届けられるようになりました。
<学年によるセグメント配信例>
⚫︎高校3年生:受験に役立つ情報
⚫︎高校低学年:学科や学びの研究材料
⚫︎保護者:学費や奨学金・サポート制度
メッセージ配信時の対策ができていなかった頃は、ブロック率が40%を超えることもありましたが、
セグメント配信を導入してからは、ブロック率が20%台後半と、平均的な数値を維持しています。必要な情報だけを届けることで、受信者の満足度が向上し、ブロック率の低下につながっていると実感しています。

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LINEショップカード × L Messageでリピーター獲得へ
Q. 【活用方法3】リピーター獲得施策も教えてください
来場ごとにポイントGET!LINEショップカード活用術

イベントのリピーター獲得は、入試広報課にとって長年の課題です。そこで2024年度には、LINE公式アカウントの「ショップカード」とL Messageの機能を組み合わせた「ポイント制度」を試験的に導入しました。
この施策では、オープンキャンパスや体験実習などのイベントに参加するたびにポイントが貯まり、一定のポイント数に応じて特典をプレゼントする仕組みを構築しました。
具体的な運用フローは以下の通りです。
1. イベント専用のQRコードを発行し、参加者に読み取ってもらう
2. 流入アクション機能を活用し、アンケートを自動配布
3. アンケート回答完了後、LINE公式アカウントのショップカードリンクを自動送信
4. ポイントが貯まると、特典チケットが自動で付与される

この取り組みにより、10回以上イベントに参加してくれた高校生も現れ、約3割が2回以上参加のリピーターとなりました。特典内容をはじめ、まだまだ改善の余地はありますが、LINEを活用したリピーター施策の第一歩を踏み出せたと感じています。
今後は、ポイント制度の告知や特典の充実を図り、さらに多くの学生に継続的に参加してもらえるよう工夫していきたいと考えています。
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ショップカードのポイント付与方法や作り方について
▶︎こちら をチェック
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L Message導入により、広報活動がより効果的に!
Q. 【導入効果】L Messageを導入してどのようなメリットがありましたか?
セグメント配信でブロック率半減。L Messageがもたらした具体的成果
<集客・営業面>
セグメント配信機能を活用することで、ユーザーの属性(例:学年、居住地)に応じた情報を提供できるようになりました。必要な情報を必要な人に届けることで、メッセージの開封率や反応率が向上し、結果として集客力にも効果を発揮しています。
<業務効率面>
イベント参加者へのアンケートを紙からLINEに切り替え、L Messageのフォーム機能を活用して実施したことで、アンケートの回収率が向上し、データ管理の効率化が実現しました。
<お客様からの反応>
L Messageを導入し、LINEを通じてお友だちにとって必要な情報を的確に提供できるようになりました。その結果、「知りたい情報がすぐに見つかる」「必要な情報だけが届くので助かる」といった好意的な反応をいただいています。
また、セグメント配信の導入により、以前は40%を超えていたブロック率が20%台後半にまで改善され、ユーザーとの良好な関係構築にも寄与しています。
項目 | 導入前 | 導入後 |
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アンケート回収 | 紙媒体で手動回収、集計に時間がかかる | LINEで自動回収、即時集計が可能に |
情報配信 | 一斉配信で関心のない情報も届く | セグメント配信で必要な情報を届ける |
ブロック率 | 最大40%超 | 平均20%台後半で安定 |
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L Messageを導入し、セグメント配信やポイント制度を活用し、広報活動を一新!
継続的にLINEを活用した広報施策を強化するにあたり、
L Messageは当大学の広報活動において欠かせないツールとなっています。
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