流入アクションとは、「どの媒体からどれだけLINE公式アカウントに友だちが追加されているのか」を計測できる機能です。
流入アクションはマーケティングの費用対効果を検証するうえで非常に重要です。
流入アクションをすることで以下のことがわかるからです。
- 誰が・いつ・どこで友だち登録したのかがわかる
- そのユーザーの情報をエルメ管理画面で調べられる
- そのユーザーがアクティブユーザーもしくは購入履歴有りなのかがわかる
- そのユーザーを獲得した媒体が売り上げ・利益に貢献しているのかがわかる
- マーケティングの費用対効果を各媒体で比較できる
- コストをかけるべき媒体が判明する
- 最小コストで最大の効果を期待できる施策の実行が可能となる
最終的には費用対効果を最大化する施策を実行できるようになるわけですから、流入アクションがどれだけ重要なのかがわかります。
流入アクションの利用方法
流通アクションのやり方は以下の通りです。
- 『流入アクション』をクリック
- 『新規作成』をクリック
- 『流入アクション名』を入力
- アクション項目を入力
- フォルダーを選択
- URL・QRコード取得
- 宣伝媒体に張り付ける
メッセージを作成したいアカウントを選択してください。
『流入アクション』をクリック

左メニュー内になる「情報管理」にカーソルを合わせ、「流入アクション」をクリックしましょう。
『+』をクリック

『+』をクリックしましょう。
フォルダ名を記入

記入欄が表示されますので、そこにフォルダ名を入力しましょう。
例えばLP用の計測コードを発行したいのであれば『LP』と入力すればOK。
後から管理しやすくなるように入力するのがおすすめです。
その後は『決定』をクリックしてください。
作成したフォルダをクリック

するとフォルダが追加されますので、そのフォルダをクリックし選択している状態にしましょう。
この状態でスクリプトを作成すると、そのフォルダにコードが格納されます。
『新規作成』をクリック

『新規作成』をクリックしましょう。
流入アクション名を入力

流入アクションの名前を設定します。
具体的に言いますと、以下のものを入力すればOKです。
- 記事のタイトル名
- 動画のタイトル名
- SNSの投稿名もしくは日付
要するに、媒体のどこに張り付けたものなのかが判明すればよいということです。
ココを適当に設定してしまいますと、管理および分析をする際に「これはどこのURLだ?」となります。
そうなりますとPDCAを回転させることが困難になります。
その結果、改善作業等の遅延につながり、売り上げおよび利益に悪影響ができることは必至です。
このような事態を回避するためにも『誰が・いつ見ても瞬時に場所がわかる名称』を、流入経路につけることをおすすめ致します。
フォルダを選択

フォルダとは作成した流入経路URLを格納する場所のこと。
先ほどフォルダを作成・選択しましたが、「やっぱり別のフォルダに入れたいな」というときは、ここで別のものを選択してください。
追加時アクションの回数を設定

流入が発生した時に実行させるアクションの稼働回数を設定しましょう。
「何度でもアクション稼働」を選択すると、同じユーザーに対して何度でもアクションを発動する事が出来ます。
エルメアクションを設定

流入が発生した時に稼働させるアクション内容を決めましょう。
具体的には以下の中から選択できます。
- ステップ
- テンプレート
- テキスト
- リマインド
- タグ
- リッチメニュー
- 友だち情報
それぞれに関するマニュアルもご用意しておりますので、作成する際はぜひご参考ください。
アクション実行範囲を設定

アクションの稼働させる範囲、つまりは対象者を決めましょう。
「新規友だち・友だちリストに表示されている全員」を選択すると、既に友だちになっているユーザーに対しても流入アクションが有効になります。
この機能を活用する事で、例えば流入アクションから発行したQRコードをお店に来店したお客さんに読み取ってもらう事で、タグ付けを行ったりテンプレートからクーポンを配布するといった活用が出来るようになります。
友だち追加時設定の実行の可否

先ほど設定したアクションを、友だち追加時に稼働させるか否かを選択しましょう。
もしも流入アクションで友だち追加メッセージ(『初めまして、○○です。この度は~』など)を既に設定している場合は、『実行しない』を選択してください。
そうすれば似たようなメッセージを二重で配信することを避けられます。
連続アクション設定

「連続アクション設定」とは、一度流入アクションリンクにアクセスした友だちが、再びリンクを踏んだ際にアクションを発動させる間隔を設定できる機能です。
例えば、流入アクションで「友だち情報ポイント」の付与を設定している場合、友だちが何度もリンクにアクセスしてしまうと、その都度ポイントが加算されてしまいます。
そういった場合に、こちらの「連続アクション制限」を設けることで、一定の期間が過ぎるまでアクションの発動を停止させる事が可能になります。
アフィリエイト連携の設定

アフィリエイト連携をさせるか否かを選択しましょう。
アフィリエイト連携とは、エルメにあるASP機能と流入アクションを連携する機能です。
ASP機能とは紹介者(アフィリエイター)があなたのLINE公式アカウントを紹介し、友だち追加された場合に紹介報酬を支払うための管理機能です。
通常であれば、アフィリエイターからの紹介で友だち登録された場合は、友だち追加時設定のメッセージが配信されますが、アフィリエイト連携をオンにする事で、流入アクションに設定されているメッセージを配信する事が出来るようになります。
アフィリエイターから登録された友だちに対して、あいさつメッセージなどを変更したい場合はこちらの機能をご利用ください。
また、アフィリエイトセンター機能については下記のマニュアルで解説していますのでこちらもチェックしてみてください。
HTMLタグ挿入

こちらは外部サービスの計測タグを設定できる機能です。
計測タグとは、サイトにアクセスしたユーザーの情報を取得する為のプログラムコードです。
例えば、Facebook広告といった外部広告サービスで計測タグを取得しこちらに埋め込むことで、その広告から友だち追加された際に、広告サービス側で友だち追加のコンバージョンを計測することが出来ます。
外部通知

外部通知とは、アフィリエイト企業様のシステムと連携をする機能です。
こちらの機能を使う事で、LINEへの友だち追加を外部のASPサービス側で成果として反映する事ができるようになります。
URL・QRコード取得
作成が完了しますとURLが発行されます。
そして、このURLの使い方は2通りあります。
- URLのまま使う
- QRコードとして使う
URLのまま使う

URLをコピーしてブログなどに張り付けましょう。
そのURLを通じてアクセスがあったときに『反応人数』がカウントされ、どこから流入があったのかがわかります。
【例】
『YouTube』という名称を管理名に入力し、そのURLをYouTube概要ページに張り付けたとします。
そのURLの反応人数が5月1日~31日間にて『100』なのであれば、その期間においてはYouTubeからの流入が100であったことを意味します。
上記のような設定・使い方をYouTubeだけでなく以下の媒体にもおこなうことで、「どこからが一番多く流入しているのか?」が一目でわかります。
- ブログ
- SNS
- Web広告
- 企業サイト
- チラシ
- プレリリースサイト
- 電子書籍
など
ひょっとしますと上記すべてにURLを作成・張り付けるのを面倒に感じる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし各媒体の流入数を把握・比較することで、「費用対効果が一番高いのはどこか?」を調べられます。
その結果、長い目で見ますと利益額に大きな差が生まれる可能性が高いです。
昨今のWebマーケティングにおいて流入分析は重要ですので、ぜひご利用ください。
QRコード

QRコードの主な使い方は以下の通りです。
- 『QR』をクリック
- 表示されたQRコードを媒体に張り付ける
このステップで使えます。
QRコードの場合は、表示されたQRコードの画像を保存し、そちらをブログ記事やYoutube動画などに張り付ける方法です。
この方法であればURLを文中に埋め込んだり、専用ボタンを作成したりする必要がありません。
そのため、一手間省きつつも友だち追加を自然にアピールすることができます。
そのほかにも、スクショしたQRコード画像をWordpressにアップロードし、画像URLをHTMLコードに組み込み、HTMLコードをWordpressのサイドカラム『HTML入力欄』に記入するという方法もあります。
この方法であれば、友だち追加QRコードをWordpressのサイドカラムに常に表示させることができます。
その結果、ブログへのアクセス者に対して常にPRすることが可能です。
このようにQRコードの活用方法はURL以上にアレンジが利きますので、いろいろとお試しください。
稼働確認

URL・QRコードの貼り付けが終わったら、実際に流入アクションが稼働するか確認しましょう。
そのためにまずは、流入アクション用のURLからご自身のテストアカウントを登録します。
既に登録されている場合は、エルメの友だち詳細ページから友だちの情報を削除し、LINEでLINE公式アカウントをブロックした状態で、流入アクションのURLやQRコードから再登録してください。
その際、集計部分の右側(○○回)の数が増加し、左側(○○人)の数字も増加すればきちんと作動しています。
流入で経路分析でわかること

流入アクション用URLの右側に表示されている『詳細』をクリックしますと、以下2つのことがわかります。
- 登録された年月日
- 友だち追加ページ表示回数
- 新規友だち追加
- 既存友だち読込み
ユーザー名がわかることで、特定のURLから友だち追加をしたユーザー情報を後から調べられます。
つまり、特定のURLからの流入者はアクティブユーザーになりやすいのか、それとも休眠者になりやすいのかが分かるわけです。
「どこからの流入者が、アクティブユーザー・購入者になりやすいのかを知りたい!」というときは、まずこの機能でユーザーを把握し、各ユーザーの動向・傾向をお調べください。
そうすることで、そのURLを張った媒体がマーケティングに有効なのか否かが瞬時にわかります。
一方で登録日時がわかることで、期間キャンペーンの有効性を調べられます。
例えば1月1~7日に『年末年始キャンペーン』を、1月8~14日に『新春早売りキャンペーン』を実施したとします。
もしも1月1~7日間の登録者が1人で、1月8~14日の登録者が1000人であれば、後者の方が明らかにマーケティング効果があったとわかりますよね。
そのため今後にキャンペーンを行うのであれば『新春早売りキャンペーン』をベースにした方がメリットは大きいという判断を下せます。
このように友だちの登録日を確認することで、その時に行った期間限定キャンペーンの有効性を検証できるのです。
その結果、ターゲットユーザーに響くキャンペーンを探し出せる確率が劇的に向上します。
ぜひお試しください。
編集方法

設定した流入経路URLおよびQRコードを編集したい場合は、管理名をクリックしてください。
そこから編集画面に移動できます。